FRECIOUSはインテリアショップのSEMPREとコラボし、ウォーターサーバーdewoの期間限定の展示イベントを実施。
メディアを集めてのイベントでは、㈱センプレデザインの神原さんと、
インテリアスタイリストの窪川さんに、インテリアトレンドなどをお伺いしました。
長引くおうち時間にこそ楽しめる、dewoのウォーターサーバーのコーディネートのポイントをご紹介します。
TREND COLOR
今回イベントで話題となったのは、ウォーターサーバーdewoの新色「ローズトープ」。おうち時間をきっかけに、リモートワークなどで家で過ごす時間が長くなった今、インテリアでは癒しを求めるカラーがトレンドになっているようです。水が自宅に届く、お湯や水が手軽に使えるなどの利便性を求める他、インテリアとしてもウォーターサーバーを取り入れる人が増えています。
コロナ禍の影響で、インテリアトレンドにも変化はありますか?
株式会社センプレデザインの神原さん
神原: そうですね。おうち時間が長くなり、暮らしを見直すきっかけになっているようです。もともとSEMPREでは「暮らしを心地よく」をコンセプトに家具や雑貨を取り扱っていますが、お客様のモノ選びの変化をすごく感じます。長い時間を過ごす空間だからこそ、改めてインテリアを見直したり、心地よい時間を過ごすために本質的に良いものを取り入れようというとしているんだなと。その中で、木製の家具とか北欧の柔らかい色合いを、暮らしの中に取り入れていこうという動きがでているのが、興味深い変化ですね。
株式会社センプレデザインの神原さん
光の当たり方一つでも全く違う表情を見せてくれるローズトープ。ナチュラルなブラウンを中心としたインテリアにアクセントとする他、最近人気のグレー系の床材やモルタルのテイストにも合わせられる便利な色として注目が集まっている。
インテリアスタイリストの窪川さん
インテリアスタイリストとして活躍中の窪川さんが、今回dewoの新色として「ローズトープ」を選んだ理由は?
インテリアスタイリストの窪川さん
窪川: 神原さんもおっしゃっているように、トレンドのインテリアにはブラウンやベージュ系のものが多く含まれています。だから最初はもっとベージュ系の新色を考えていたんですが、プロダクトデザイナーの安積さんの意見を聞きながら、もっとトープっぽい色にしようかなと。トープとは、グレーがかった茶色であり、茶色がかったグレーのこと。そこにピンク系の色味もミックスし、くすみピンクのような色にしました。木製家具はもちろん、流行りのモルタルを使ったグレー系の空間にも合うようなカラーを提案させていただきました。
神原さんは「ローズトープ」を見たときの印象はどうでしたか?
神原: 実物を初めて見たときは、非常にインテリアにマッチする色だなと思いました。北欧の暮らし方が、インテリア業界では「豊かな暮らしに繋がる」と考えられています。まさにそういった北欧家具との相性を考えても、非常に今のトレンドを取り入れているし、色々な幅の暮らしに合う色だなという印象でした。
ローズトープに限らず、ウォーターサーバーは、どんな風にコーディネートすればよいのでしょうか?
窪川: ウォーターサーバーを家に置く際のパターンとしては空間に対して「アクセントとして使う」か「馴染ませる」かの、二つの方程式があると思います。
例えば、「馴染ませる」パターン。壁やソファーなど濃いトーンでまとめられた空間には、dewoのメタリックブラックを。そして、ペールブルーのウォーターサーバーは、デンマークのフリッツハンセンの家具やフリッツハンセンカラーの壁になじませるスタイリングをしてみました。
フリッツハンセンのコーナーに馴染ませたペールブルー
濃いトーンのインテリア空間にはメタリックブラックを
フリッツハンセンのコーナーに馴染ませたペールブルー
窪川: 対して、ウォーターサーバーをお部屋の「アクセントとして使う」パターンの例は、スカイグレーとローズトープ2つのカラー。スカイグレーは全体的にホワイトのカラーなので、お部屋に馴染ませようとする方も多いはずですが、実はアクセントにも。例えば、グレーの壁の前にホワイトカラーのスカイグレーを置いてみました(右下)。ウォーターサーバーと一緒にスウェーデンのString Shelfやソファーもグレーの壁を背景に、アクセントになっています。また、新色のローズトープは、ローズトープを中心にワントーン明るめのカラーや暗めのカラーをミックス(左下)。そして、トープを構成するブラウン系の家具でナチュラルな空間を作り、その中にピンク系の小物を織り交ぜるなど、気分も明るくなるような空間を提案しています。
ブラウン系の空間に気分も明るくなるローズトープをミックス
グレーの壁なら白っぽいスカイグレーもアクセントに
グレーの壁なら白っぽいスカイグレーもアクセントに
ブラウン系の空間に気分も明るくなるローズトープをミックス
ウォーターサーバーは高さもあるので、難しいと感じてしまう方にアドバイスはありますか?
インテリアで“高さ”って実はすごくポイントなんです。みなさんお部屋の広さを「〇〇畳」とか「〇〇平米」と考えがちですが、空間は「立方体」。ソファーやテーブル、チェアなどは大体高さ90cmの中に納まるけど、そうすると床だけが飽和状態になっていきます。そこで、四面の壁面や天井を含めた高さを活用するのがポイント。壁面にシェルフを取り付けたり、天井からペンダントライトを低めに飾ったりするのは、空間をバランスよく使う北欧インテリアにもよく見られます。ウォーターサーバーの高さを利用して、抜けがちな空間を補いバランスの取れたお部屋つくりのコツなので、ぜひ試してみてくださいね!
インテリアスタイリスト
窪川 勝哉さん
インテリアのみならず、クラフトからプロダク ト全般にも造詣が深いインテリアスタイリスト。雑誌やTVなどメディアでのスタイリング、ウインドウディスプレイ、イベントのデコレーションなども手がける。2011年にイギリスに渡り、2013年より再び拠点をロンドンから東京に移し活躍中。
株式会社センプレデザイン
神原 久康さん
2000年にSEMPRE DESIGN入社。SEMPRE STUDIO、センプレ有楽町の店舗運営を経て、2010年より執行役本店店長を務める。2013年にマーケット本部長としてMD兼全店統括。2016年度より取締役副社長に就任。2018年より現職。
心地よい空間をトータルに提案するライフスタイルショップ。家具、デイリーアイテム、キッチン、デコレーション、文房具、ギフトなど、暮らしで出会うすべてのシーンに即したアイテムを揃え日本のデザインから世界の名作まで、取り揃えています。