テレビや雑誌で大活躍のインテリアスタイリスト、窪川勝哉さん。フレシャスでは今回、窪川さんのご自宅にお邪魔して、インテリアに対するこだわりや上手な付き合い方、さらにフレシャスの水パックを入れる箱のステキなアレンジ術を教えていただきました。
「古いモノが好き」という窪川さんのご自宅は1956年築。時代を感じる壁や柱、増築を繰り返した不思議な間取り…そんな昭和を感じる空間は、よく見ると窪川流の感性で満ちています。リビングは淡い間接照明が柔らかな奥行きを演出、窪川さんがチョイスした小物たちが昭和の空間にしっくりなじみ、絶妙の寛ぎ感を醸しています。
こうしたステキな空間を演出する手法は、「箱(住まい)とモノの年代を合わせる。ソファなど大きな家具はシンプルで良質なものを選ぶこと」と窪川さん。大きな家具はカバーなどの布系小物でアレンジし、旬のスタイルや季節感を演出するのが窪川流だそう。
「外出時だけ奇麗に着飾ったり、ファッションや車、食べ物などが何か1つに固執するスタイルに違和感を持ちます。ファッションや車、食べ物など何か1つに固執するスタイルに違和感を持ちます。まずは、拠点となる空間を整えて、暮らしのバランスを保つことが大切。それは、“丁寧に暮らす”ということ。実はそれって水も同じです。
生活のベースとなる空間、そして命のベースとなる水にこだわることは丁寧に生きることに繋がると思いませんか?」暮らし、そして自分自身を豊かにする窪川スタイル、さぁ、あなたも取り入れてみませんか?
1.2階の一室には窪川さんが世界各国から集めた小物たちが、まるで雑貨店のようにズラリと並んでいます。
2. ホームセンターで購入した鳥かごと電球で作った『鳥かごの照明』は、鳥かご模様の影が壁に映し出され、味わい深さを添えています。
3. スタイリングのプランを練ったり、スケッチを描いたり。自宅にいる時はほぼ、デスクとベッドが置かれた、この空間で過ごすという窪川さん。
4. 窪川さんが今、注目しているのはニードルポイントやクロスステッチなど、複雑な織りが施された製品。「マシンメイドされた無機質なモノより、人の手が加わった温かいモノが好き」
5. デンマーク出身の絵本作家ビョルン・ヴィンブラッドのおとぎ話の世界を描いた陶器。窪川さんは単色の作品がお気に入り。「可愛らしい絵柄を見ていると、ほっと心が和みます」
窪川勝哉(くぼかわかつや)
株式会社スタイルデパートメント代表取締役、バンタンデザイン研究所特別講師。『ELLE DECOR(エル・デコ)』、『non-no(ノンノ)』、『LEON(レオン)』などの雑誌をはじめ、TV、広告などの各種メディアでも活躍中のインテリアスタイリスト。某有名ブランドのウィンドウディスプレイやマンションのモデルルーム、モデルハウスなどのスタイリングも手掛けている。著書に「窪川勝哉のひらめき手づくりインテリア 」「インテリアスタイルノート」などがある。
近況はブログ「窪川勝哉のチラ見せライフ」で更新中。