2016年11月、西武池袋本店で開催された「Good Design Good Over 50’sくらしのデザイン展2016」で、『FRECIOUS Slat(フレシャス・スラット)』が展示されました。
今回はそのイベントの様子と、主催者である小野由記子さん(一般社団法人ケアリングデザイン理事)のインタビューをご紹介します。
2016年11月2日(水)〜15日(日)の期間、西武池袋本店7階インテリアフロア特設会場で「Good Design Good Over 50’sくらしのデザイン展2016」が開催され、約7万人の来場者が訪れました。今年で4回目となる展示では、50歳からの心地よいくらしを推奨する「Good Over 50’s」をテーマに、食にまつわるデザインを紹介。展示作品は、「食を楽しむ」「食にこだわる」「食に集う」をキーワードに、近年のグッドデザイン賞受賞作品の中から40点が選ばれました。2016年度グッドデザイン賞を受賞した『フレシャス・スラット』は、そのうちの「食にこだわる」デザインとして選出。来場された多くのお客様からは、ボトル収納(下置き)型による「住環境に馴染む」デザインと、常温水の機能について、特にご好評をいただきました。
展示作品40点の選出に携わった主催者の小野由記子さんに、スラットの魅力について伺いました。
大人世代の「食にこだわる」デザインに選出。
展示作品は「大人の暮らしの中で推奨できるもの」という基準で選びました。私たち一般社団法人ケアリングデザインは、年齢を重ねるなかで生じる身体的な変化を、デザインでさりげなくサポートするという考えのもと活動しています。いつまでも「その人らしい」くらしを実現するためには、デザイン面と機能面が両立していることが大切です。今回の審査では、グッドデザイン賞を受賞しているという時点で、ある程度デザイン的な問題はクリアされていましたから、その上で機能性も備わっているかということを重視しました。なかでも、フレシャス・スラットは、ボトル収納(下置き)タイプになっている点など、機能的なこともよく考えられているということで選出しました。
ボトル収納タイプのため、見た目もスッキリ。
以前ウォーターサーバーを自宅で使っていた時期があって、その時は12ℓボトルを上に設置するタイプのものでした。ただ、ボトルが重すぎて1人ではお水の交換ができなかったので、娘を呼んで手伝ってもらったり…。キッチンのある2階にお水を持って上がるのも大変で、結局使うのをやめてしまったんです。フレシャス・スラットはボトルの容量が9.3ℓとコンパクトで、しかも下に収納する(下置き)タイプのサーバーですよね。水ボトルを上に持ち上げて設置するのと、下に置くのとでは使い易さが全然違うと思います。さりげなく使う人をサポートしてくれる機能性は、大人世代にもおすすめです。
プロフィール
小野由記子 一般社団法人ケアリングデザイン代表理事、大学講師。
豊富なデザインキャリアをベースに、GOOD OVER 50’sをテーマに人生後半のくらしの充実をデザインと異分野との連携によって進めている。