――エコモード搭載ウォーターサーバーのカラーリングや質感に関するアドバイザーとして関わって頂いた訳ですが、今回のコンセプトをお聞かせください。
窪川 フローリングや観葉植物など優しい色合いの空間にマッチするように、そしてナチュラルミネラルウォーターのサーバーにふさわしい、色味がありつつも落ち着いたアースカラーを基調とした、このラインアップにしてみました。今回はあえて定番のホワイトなどはラインナップから外し、他には無い魅せるインテリアサーバーとして、リビングなどにも合うカラーのものにしてみました。
――質感もこれまでのウォーターサーバーにはないものですね。
窪川 そうですね。メタリックな質感にしたことで、ほど良い高級感を演出できたんじゃないかと思っています。周りを見渡してみてもこれまでのウォーターサーバーって、プラスチックの質感のままのものや、ペットボトルのような高級感の無いブルー。インテリアには調和しにくい派手なピンクなどのものが目立ちますよね。ウォーターサーバーがキッチンのなかに隠れていた時代ならばまだ良かったのかも知れませんが、よりコンパクトに使いやすくなってきたウォーターサーバーたちはキッチンの中だけでなく、リビング、ダイニング、寝室など活躍の場を広げだしています。その点で、単に機能性だけでなく、空間との調和がこれからのウォーターサーバーの条件だと思うんですよ。
――なるほど。では、3色のラインナップの
それぞれの特長を聞かせてください。
窪川 まずナチュラル志向のインテリアや、フローリングの空間にピッタリのミルキーベージュ。ウォーターサーバーのなかにはメカメカしいデザインのものもちらほらありますが、そういったものと比べると圧倒的にダイニングやリビングのインテリアと調和してくれると思います。色々なタイプのお部屋に幅広く合わせやすい色合いです。
――アースグリーンについてはどうでしょうか?
窪川 アースグリーンは、観葉植物が空間を彩るアイテムとして効果的なのと同じように、リラックス感をもたらしてくれる色調で空間を彩ります。観葉植物を近くに置いたコーディネートのほか、実は現代の和モダンな畳空間にもピッタリのカラーです。
――男女共に人気のあるパールブルーはどうでしょう?
窪川 水=ブルーというお決まりのカラーも、色味を落ち着かせることでよりインテリアと調和する仕上がりになりました。明るいブルーはポップになりがちなので、空間では浮きやすいですが、これならばホワイトを基調にした明るい空間でも、シックに仕上げた空間でもどちらでもマッチします。
――最後に、最近のインテリアのトレンドを教えてください。
窪川 お菓子のマカロンに代表されるような優しい色合いが今のインテリアのトレンドです。インテリアに色を用いる場合は今なら原色系の強い色ではなく、優しい色味のものを用いてみてください。もちろん、今回のウォーターサーバーすべても優しい色味で仕上げています。そしてエコ志向の今、ファニチャーなどには金属的なマテリアルよりもウッドなどの天然素材のものが多く求められているような気がします。そんな今の時代の気分にも、今回のエコモード搭載のウォーターサーバーはぴったりですよね!
窪川勝哉(くぼかわかつや)
株式会社スタイルデパートメント代表取締役、バンタンデザイン研究所特別講師。『ELLE DECOR(エル・デコ)』、
『non-no(ノンノ)』、『LEON(レオン)』などの雑誌をはじめ、TV、広告などの各種メディアでも活躍中のインテリアスタイリスト。某有名ブランドのウィンドウディスプレイやマンションのモデルルーム、モデルハウスなどのスタイリングも手掛けている。著書に「窪川勝哉のひらめき手づくりインテリア 」「インテリアスタイルノート」などがある。
近況はブログ「窪川勝哉のチラ見せライフ」で更新中。