肌寒さを感じる季節は、身も心も温めてくれるスープが飲みたくなるもの。
そんなときに備えて、手軽に作れる “スープ玉”のつくりおきをしてみませんか。
「スープ玉」という言葉に馴染みのない方もいるかもしれませんが、
いわゆる”つくりおきおかずのスープ版“のようなもの。
朝・昼・晩、自分の好きなタイミングでお気に入りのカップに移し、フレシャスのお湯を注ぐだけで簡単に食べられるので、
忙しい毎日を過ごす方や来客が多い方におすすめしたい一品です。
そこで、日々の食卓を彩るスープ玉レシピを料理研究家の山崎直子さんに考案してもらいました。
料理研究家 山崎直子さん
ABC Cookingで講師を務めた後、「お料理初心者の方でも簡単に」をテーマに、おもてなし料理や、お菓子、パンを作るお料理教室を自宅で開催。少人数制でアットホームな雰囲気が大人気。毎月FMサルースにも出演中!ブログはこちら
「味噌汁は朝の毒消し」と古くから言い伝えがあるようにコレステロールを抑制し、
生活習慣病のリスクを下げる効果も。食物繊維の多い野菜を使って、習慣的に食しましょう。
豚肉は細切り、ごぼうと白ねぎは輪切り、大根とにんじんはいちょう切り、さつまいもはあられ切り、青ねぎは輪切りにする。
フライパンにサラダ油を引き、❶を炒めて【A】のフレシャスで蒸し焼きにし、【B】を加え炒める。
4等分してラップに包む。
スープ玉にしやすいように、材料は小さくカット。さつまいもはじゃがいもにかえてもOK。
ひき肉とトマト、カレーの風味が絶妙に絡み合う複雑な味を堪能できるスープは、
少しの量でも満足度が高い味わいです。バゲットと一緒にいただくのもおすすめです。
【A】とにんにくはみじん切りにする。
合挽き肉に塩、こしょう、ナツメグをかける。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて炒め、【A】と❷を炒める。
❸にフレシャスを加え蒸し焼きにしてから、【B】を加えて炒める
4等分してラップに包む。
水分が出ないよう、トマト缶ではなくトマトピューレを使いましょう。
冷蔵庫で3〜4日保存可能なスープ玉は、保存している間に旨味が増す塩麹を使い、味のベースを整えるのが◎。
春雨を使ったさっぱりとしたスープは、ダイエット中の方にも。
白ねぎは輪切り、しめじは小房、アスパラガスは3㎝程度に切る。春雨は熱湯で戻し、にんにくはみじん切りにする。
フライパンにサラダ油を引き、卵を炒めて取り出す。
そのフライパンにごま油、にんにく、豆板醬を炒め、【A】を入れてフレシャスで蒸し焼きにする。
塩麹と鶏がらスープの素を入れ、春雨を加えて炒める。
4等分してラップに包む。
1. 春雨を入れることで、水分を吸わせる。 2. 塩麹はオイスターソースにかえてみても。
「スープ玉のいいところは、いくつかの種類をつくりおきしておけば、その日の献立や食べたいものの気分に合わせて、食べごたえのあるスープをすぐに飲めるところ。和・洋・中のスープ玉を作って冷蔵庫に保存しておくととっても便利。例えば、パーティーや急な来客時のおもてなしに。小さなお子さんに留守番をお願いするときにも、火を使わずにお湯を注ぐだけで手軽にスープが作れるので安心です。フライパンひとつで簡単に作れるスープ玉は、短時間で調理が可能。忙しい毎日をきっと、サポートしてくれるはずですよ」